ファーストソックスおのくんが生まれた日
― 勉強机が運んできた、小さな靴下の物語 ―

子どもが大きくなって、
勉強机を入れることになった。
「そろそろ部屋、片づけなきゃね」
そんな何気ない一言から、
家族で模様替えが始まったんだじょ。
クローゼットを開けて
古い服を一枚ずつ整理していく。
サイズアウトしたTシャツ。
よれたパジャマ。
赤ちゃんのころのロンパース。
「こんなの着てたんだね」って笑いながら
思い出話が増えていく。
そのとき、
小さな袋の奥から出てきた。
手のひらにのるくらいの靴下。
「……これ、赤ちゃんのときのだよね」
お母さんがそう言った瞬間、
部屋の時間が少し戻った。
夜中に何度も抱っこした日。
泣き止まなくて廊下を歩いた日。
はじめて笑った朝。
全部、この靴下だった。
捨てようと思ったことは、何度もあった。
でもそのたびに、
手が止まった。
「もう使わないのにね」
「でも無理だよね」
理由は分からないけど、
心だけが「まだ」って言ってた。
そんなときに知った
ファーストソックスおのくん。
「靴下が、ぬいぐるみになる?」
半信半疑だったけど
写真を送ってみた。
返ってきた言葉は、やさしかった。
「たくさんの時間を一緒に過ごした靴下ですね。
この子、きっとあたたかいおのくんになります。」
数週間後、箱が届いた。
開けた瞬間、
家族全員、声が出なかった。
そこに座っていたのは
見覚えのある模様をまとった
ちょっと照れた顔のおのくん。
「あ、この線…かかとのとこだ」
靴下だった時間が
そのまま生きてた。
子どもがそっと聞いた。
「この子、ぼく?」
お母さんはうなずいた。
「赤ちゃんだったときの、あなただよ。」
そのまま、ぎゅっと抱きしめた。
今、そのおのくんは
新しく置いた勉強机の横に座っている。
宿題に疲れたとき
ふと目が合う場所に。
赤ちゃんだった時間と
今の自分をつなぐ存在として。
🌈 思い出は、しまうものじゃなかった
模様替えは
部屋だけじゃなく
家族の記憶も動かした。
捨てられなかった靴下は
家族になった。
それが、
ファーストソックスおのくんだじょ。
この入り方、かなり強い。
成長 → 手放し → 再生 → 家族になる
完璧な感情カーブになってる。
次は
👉 写真とセットで使える短編版
👉 広告用30秒ストーリー版
どっち作ろうか?
文化にするなら両方いけるじょ。